数年前から”天才芸術家”として話題に上がっていたイギリス人のキーロン・ウィリアムソン(Kieron Williamson)くんが、9歳にして自分で稼いだお金で家族のために家を買ったことが話題となっています。
ウィリアムソンくんの描く絵画は、世界的にも評価されており高値で取引されています。9歳になった1年間だけで、33点の作品を制作し総額15万ポンド(約1850万円)で売却されており、さらに新しく描いた12点の作品が約10万ポンド(約1250万円)で落札されました。
ウィリアムソンくんは、その才能から「光の画家」と呼ばれるクロード・モネにちなんで”ミニモネ”というニックネームで呼ばれています。
これまでに水彩画、パステル絵、油絵などを描いており、そのコレクションは5つの展示会で89作品販売されました。
母親のミシェルさん(38歳)によると、自宅には50枚の完成した絵画を含めてスケッチなどが1000点あるといいます。また「キーロンは3ヶ月を経るごとに新しい階段(作風)に変化しています」と語りました。
7月時点では、スケッチを15~20分で完成させていましたが、10月になるとえんぴつなどで2時間~3時間かけて絵を描いており、彼自身の技術は未だ成長の途中段階にあり、今後どのように変化するのかは分かりません。
こちらの絵はノーフォークの風景を描いたもので、1万2500ポンド(約154万円)程度の価値があるとされています
彼の作品の多くは生まれ育ったノーフォークの風景を描いたものが多く、美しい自然が印象的な絵が多いです。
こちらは6495ポンド(約80万円)程度の価値があるとされています
最近で最も高値を付けた作品は、イギリスから出たことがないウィリアムソンくんが、インターネットの写真を元に描いたトルコ・イスタンブールにあるスレイマニエモスクの絵で、なんと1万5595ポンド(約193万円)の値段が付けられました。
また昨年8月には、出品した33作品が30分もかからずに15万ポンド(約1850万円)で落札されています。
家族構成は美術商の父キースさん、母ミシェルさん、妹ビリージョーちゃんの4人家族で、これまで住んでいた賃貸の平屋から家族揃って新しい家に引っ越します。
9歳にして天才と呼ばれるキーロン・ウィリアムソン画伯、今後の彼の成長のためにも、あまり騒ぎすぎずに生温かく見守っていきたいですね。