中国ではカンニング防止に校庭でテストをしたりと、海外では想像もつかないような教育制度が存在しますが、アメリカのバージニアビーチの高校でも前代未聞の奇妙な制度が作られ話題となっています。
その制度とは、AP試験と呼ばれる実力テストで優秀な成績をおさめた生徒には現金が支払われるというもの。さらに教師にも、現金が支払われるそうです。「学校のテストで100点採ったらお小遣いを貰える」みたいなものなんでしょうが、まさか制度にしてしまうとは驚きです。
この制度は、すでにバージニアビーチにあるいくつかの学校で施行されているそうです。生徒はレベルの高いAP試験を受けて、そのうち5段階で3以上の成績を獲得すると、最高で100ドル(約7,700円)までが貰えるといいます。
この制度のための賞金は、助成金によって賄われているということだそうで、個人的に誰かが負担しているものではありません。ただ多くの場合は、獲得した賞金が次にAP試験を受けるための20ドル(約1,500円)の受験料20ドルに当てられるといいます。
アメリカではAP試験は「大学入学後の勉学への準備」として行われており、この試験を受けることで大学への進学がしやすくなるようです。そのため、AP試験を推奨するためにこの制度が作られたようです。
お金を貰わないと勉強できないのでは、勉強する意味がないような気もしますが、勉強嫌いな子供への対処法の1つとして「アリ」なのかもしれません。