カナダでは、これまでにない画期的なプラスチック製の新紙幣が導入され話題となっています。カナダ銀行が発表したこの新紙幣は、100ドル札ということのようで偽造を防ぐための最新テクノロジーが使われているといいます。
プラスチック製なのに「紙幣」なんていうのもおかしいですが、もはや紙のお金は時代遅れなのかもしれません。
お札の肖像には、1911年~1920年までカナダの首相を務めたロバート・ボーデンが描かれています。
この新100ドル札には偽造を困難にするために、材料にプラスチックポリマーが使われています。また、お札に描かれたカエデの葉や透明な部分には文字や数字、ホログラムが組み込まれており、偽造することが非常に難しい作りとなっています。
この100ドル札以外にも、2012年の3月には50ドル札、2012年中には20ドル札、2013年には10ドル札と5ドル札のプラスチック紙幣を導入する予定となっています。
これだけのテクノロジーを詰み込めば、製造価格も上がりそうですが、プラスチック紙幣は紙の紙幣の2.5倍長持ちするということで経済的でもあるといいます。
カナダで偽造を考えている方は、一考したほうがいいかもしれませんね。