メモを取るだけと思われている付箋にも意外な使い道がありました。ドイツ・ミュンヘンでは、ハイテク企業アップルの創業者スティーブ・ジョブズを偲んで、ローテクな方法で付箋壁画が制作されました。5人の付箋壁画チームは、6時間を費やしてミュンヘンのアップルストアの外側のウィンドウにスティーブ・ジョブズを描きました。
この付箋壁画は約6メートルの大きさで、黄色、青色、緑色の3色の付箋4001枚によって構成されています。
これまでにも作られたジョブズ追悼作品の多くはモノクロで無機質なものが多かったですが、この付箋壁画は、色使いもポップで多くの人が周りに映っているのも、これまでにない特徴です。
最初は5人で下の方から作り始めましたが、後半になると梯子を使っての作業となりました。
この付箋壁画を思いついて実行に移した5人も素晴らしいですが、ウィンドウを提供したアップルストアの懐の深さにも感激しますね。アップルとユーザーの関係が親密なことを改めて思い知らされるプロジェクトでした。