建築や大工仕事に使われる釘を、絶妙なポイントに打ち込んでいくことで見事な人物の肖像画を描いてしまうユニークなアートがあります。画鋲アートの肖像画にも似た素晴らしい作品をご覧ください。
これらの作品は、アーティストのマーカス・レビン(Marcus Levine)さんによって描かれたもので、写真の通り1本1本のクギをハンマーで打ち込むことで肖像画を描いています。
画鋲アートの肖像画に比べると、色を使うことが出来ないため表現が乏しくなってしまいそうですが、逆に動きのあるポーズと血管や筋肉などを緻密に描くことで力強い印象を与えるクギの良さを生かしています。
髪の毛や筋肉の筋、腱、浮かび上がる骨までも、クギを打ち込む密度で濃淡をつけることによって表現しています。また、クギだけでなくクギによって生まれる影までも計算されて描かれています。