溶ける氷河が見せる荒涼とした壮大な景色

「アイスマジック」とでもいうべき素晴らしい景色は、アイスランド最大の氷河ラグーンによるものです。この素晴らしい自然の芸術は、毎年9月～6月に気温の変化で氷河が溶けることによって生み出されます。(氷河ラグーンとは氷の上にできた湖)

アイスランド最大のJokulsarlonラグーンは近年地球温暖化の影響でその大きさを増し、現在では直径9マイル(約15.4km)にまで大きくなっています。

これらの写真は冒険写真家Alexandre Deschaumesさん(28歳)によって撮影されたもので、この美しい景色を見るためにここ3年間、氷河が溶けるシーズンにJokulsarlonラグーンに訪れています。

彼は「この美しいく別世界のような光景はインスピレーションを与えてくれます」「超現実的で荒涼として、しかし完璧な優雅さを持った魅惑的な風景が魅力的なのはバランスにあります。」と語ります。

地球温暖化の影響で1975年には5マイル(約8km)だったラグーンの大きさは35年で約2倍の大きさにまで拡大しています。

Deschaumesさんは「人々はこの美しさに触発されるように、たぶん人々は環境を大切にするだろう」と語りました。

急激に進む温暖化の原因は二酸化炭素だとも言われていますが、実際のところ人間はあまり自然のことを理解できていないのが現状です。「自然を守る」ということとはいったいどういうことなのかと哲学的なことを考えさせられる美しい写真でした。

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