「アメリカ人はネットの利用時間のほぼ4分の1をソーシャルネットワーキングに費やす」という驚くべき調査結果が公表されました。ネット検索、動画、ゲーム、ニュースなどさまざまサービスがある中、これほどまでの時間をソーシャルネットワーキングに割いているなんて誰に想像できたでしょうか?
この報告はインターネットの視聴率調査会社ニールセンが発表したもので、調査によるとアメリカのネットユーザーはブログを含むフェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)にオンラインゲームの2倍以上の時間を費やしていることが分かりました。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)の人気順では「フェイスブック(Facebook)」がトップで続いてグーグルが買収したレンタルブログサービス「ブロガー(Blogger)」、メディアミックスブログサービスの「タンブラー(Tumblr)」、”なう”でおなじみの「ツイッター(Twitter)」とビジネス特化のSNS「リンクトイン(LinkedIn)」が同程度となりました。
ユーザーの特徴として、人気トップ10のSNS(ソーシャルネットワークサービス)のうち9において女性のユーザーの方が多数を占め、唯一「リンクトイン(LinkedIn)」だけが、男性ユーザー数が多数を占めていました。また、女性は男性よりも多くの動画を見るのに対して、男性は女性よりも長時間動画を見る傾向にあることが分かりました。
さらに、男女ともにスマートフォンなどのモバイル端末でSNSを利用する傾向が高まっており、SNSアプリの利用率は前年から30%増加していました。加えて、昨年に比べてモバイル端末からSNSへアクセスしたアカウントが47%増加しました。
これらのことから、SNSの急激な普及とモバイル端末の利用者増加の傾向がうかがえます。
端末の進化とネット回線の高速化で、今まで以上に快適にモバイル端末を利用できるようになったことがモバイル端末普及の要因だと考えられます。「ネット上の人間関係であるSNS」と「リアルでどこでも使えるモバイル端末」組み合わされることで、今後どのようなサービスが勃興するのかにも注目です。