スペイン・バレンシア州の街、ブニョールで8月の最終水曜日に行われる収穫祭「トマティーナフェスティバル(トマト祭り)」が2011年8月31日に行われました。今年のお祭りでは、オーストラリアや日本からも参加し35000人が完熟した120トンのトマトを投げ合いました。
このお祭りの起源は1940年代まで遡りますが発祥は諸説あります。
起源には、野菜売りのスタンド前での喧嘩でトマトを投げ合った、住人同士での階級闘争、パレードでトマトが一斉に投げられた、町政に不満を持つ住人が、町の祝賀会で町の議員に向けてトマトを投げつけた、戦争が終わってこんなに真っ赤になっても死なないぞというメッセージなどがあります。
祭りは、午前10時頃から歌と踊りで始まり、午前11時ごろから投げ合いが開始されます。
終了後には、参加者は消防車の放水や地元の人々からの放水ででトマトペーストを洗い流します。
これだけのトマトがあればいったい何人前のトマトソーススパゲティが作れるんでしょうかね。飛び散る果汁、滑る足元、なんとも言えない嬉々とした参加者たちの表情でした。