クジラが水面に上がってきて呼吸をする際に、水を噴き上げることを「潮吹き(噴気)」と言いますが、今回はその噴気によって偶然にも美しい虹が架かった瞬間をとらえた映像をご紹介します。見たこともないような美しい噴気映像をご覧ください。
クジラは水面近くで息継ぎをするときに潮を吹き上げます。クジラの鼻孔(噴気孔)は頭頂部にあるため、背中から潮を吹き上げるように見えます。
ハクジラ類は1つ、ヒゲクジラ類は2つの鼻腔をもち、後者は2方向に潮を吹き上げます。このため、潮吹きの形状により、離れた場所からでもクジラの種類を判定することができ、捕鯨や研究の際の識別の役に立ちます。
大勢の人が見ている中やってきた2頭のクジラですが、次の瞬間、噴気を行います。上がった水しぶきによってクジラの上には美しい虹が架かります。
こちらのクジラも噴気をした瞬間に虹ができています。
アニメや映画、イラストの中では演出の1つとしてクジラの噴気によって虹ができるなんてものがありますが、どうやらフィクションではなかったようですね。非常に美しいクジラの作り出す虹でした。