インドネシアのスラウェシ島の南西部で、巨大なアゴが特徴的な体長2.5インチ(約6.35cm)の新種のスズメバチが発見されました。この巨大なスズメバチは、カリフォルニア大学デービス校で昆虫学を研究しているリン・キムジー教授が発見しました。
キムジー教授によると、あまりにアゴが大きく前足よりも長いため「歩けるのかわからない」といいます。特徴はその不思議な形状だけでなく大きさにもあります。情報によると、体長は2.5インチ(約6.35cm)だといいます。
また、このハチは「ハチのコモドドラゴン」と呼ばれるほどの大きさと凶暴性をもっています。その姿かたちからキムジー教授は「ガルーダ」(インド神話に登場する炎の様に光り輝き熱を発する神鳥)という名前を付けることを検討しています。
この巨大なアゴに関しては、敵から巣を守るために外敵に対して使われたり、交尾の際にメスを押さえ込むのに使われると推測されています。
「これほど巨大なら、なぜ今まで見つからなかったのか?」という素朴な意見も出そうですが、このハチはスラウェシ島の南西部でしか発見されておらず、生息範囲が非常に限られていたため、発見が遅れたようです。
「ハチの王様」と紹介されるほど凶悪な新種スズメバチでした。
※ハチの体長について、一部間違いがありました。訂正してお詫び申し上げます。
メガララ・ガルーダは新種の蜂ですがスズメバチではなくギングチバチ科 ケラトリバチ亜科のようです。また、凶暴性に関しても死んだ個体しか見つかっていないため不明のようです。
実際は2.5インチではなく2.5cmの間違いという話のようだ