まだまだ金田一少年には敵いませんが、知能指数(IQ)テストでIQ150を記録した人工知能を持つコンピュータが開発されました。IQの平均スコアは100であり、IQ150というと上位4%で天才と呼ばれるレベルだと考えられています。多くの人間をIQで抜き去ったこの天才コンピュータは、数学的論理に”人間のような”思考を混ぜてプログラムしたことで生み出されました。
また、このプログラム以上に高度な数学的論理を組み込んだプログラムでは、IQは100以下になってしまったといいます。
この天才ソフトウェアを開発したスウェーデンにあるヨーテボリ大学の研究チームの1人であるClaes Strannegård氏によると、最初は”人間のように考える”プログラムを作っていたといいます。
彼らによると、IQというものは数学だけでなく心理学とも深く関わっているといいます。
例えば、1→2という数列があれば多くの人は次に3という数字を連想します。しかし、数学的に見れば1→2→4という具合に倍数という規則性も考えられます。この場合、数学的に見ればどちらも正解ですが、多くの人が1→2→3という順番を連想することから人間的に見れば前者が正解といえます。
研究グループは、こういった人間の心理学的パターンをソフトウェアに組み込むことで、天才ソフトウェアを開発しました。
また、このプログラムモデルは従来の数学的な思考しか行えなかったプログラムよりも効率的な働きをする可能性があるといいます。
Claes Strannegård氏によると、財務データなどの人間の心理が干渉するようなものに対しては従来のプログラムモデルよりも有効に働くといいます。一方、気象データのような人間心理が関与しないものには有効に働かないといいます。
人間社会に普及しているコンピュータは、数学モデルを採用しているため杓子定規で機械的なデータ処理しかできませんでしたが、この心理学との混合モデルならより人間に沿ったデータ処理が行えるようになるかもしれません。
それにしても、IQまでコンピュータに負けたとなると、なんだか悲しくなってきますね。「人間っていったい何なのだろうか?」と哲学的な疑問が沸いてしまう最新研究でした。
人間は、だれが造りそして何処へいくのでしょう。ロボットを人間が造る時代が来ましたが、測定IQで
150あっても、私達は何も未来を恐れないで人が重労働から解放されるために、ロボットを使うのであり
「楽園主義を目的とします。」人は幸せでありつづけるために創造されたのですから。