12月16日に撮影された映像なんだそうですが、空に波のような形をした奇妙な雲が浮かんでいるのがとらえられました。「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性」という流体力学上の概念によって起こった現象のようなのですが、上手く説明できないのでとりあえず映像をご覧ください。
「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性」は、層を成しており各層ごとに密度の異なる流体が、お互いに異なる速度で水平運動するときに発生する、流体の不安定です。密度や移動速度が異なる流体が接触している界面では、密度と渦度が不均一になり、界面に擾乱を与えるとそれが成長します。これにより、流体の運動が不安定化する現象のようです。
ものすごく簡単に言うと、トイレでおしっこをしたときに”もや~”ってなるあの感じが、空で発生したと考えれば分かりやすいかもしれません。おしっこと大空が繋がっているなんて、なんだか神秘的ですね。