イギリスの研究者たちは、空に浮かべた気球から水を放出することによって人工的な雲を作り出し、地球の気候を変化させるという壮大な実験を行おうとしています。
正直、こんな発想なかったわ。
こちらはフィールドテストの図、テストのため上空1kmで研究されます。
説明によると、ホースで下から吸い上げた水を上空20kmの地点に浮かべた気球から放出することによって成層圏に雲を作り出し、太陽の光を遮ることで地球の温暖化を阻止することができるとしています。
この実験に向けてイギリスの研究チームは数ヶ月間にも及ぶフィールドテストを行っています。また、これらの実験の費用は政府と王立協会の助成金が当てられるといいます。
実験では、旅客機が飛行する高さの倍の高度で直径100～200メートルという気球を操作することや長さ20kmのホースを制御することが課題とされており、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も実験に協力する構えのようです。
散布される水は海水であればより白い雲が生成され太陽光線を防ぐことができますが、酸性雨の原因になる可能性があるため環境問題や食糧供給への影響が懸念されています。
非常に多くの課題を抱えているプロジェクトですが、成功すれば地球温暖化を阻止できるだけあって多くの注目も集めています。今後の研究の進展に期待されています。
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