以前ニューヨークで同性結婚した同性愛者(ホモセクシャル)カップルたちをご紹介しましたが、カナダのトロント動物園ではオスの同性愛ペンギンのカップルを繁殖のために別れさせたことが話題となっています。
2羽の愛は人間の勝手な都合で引き裂かれてしまうのでしょうか?
今回話題となっているのは、オスのアフリカペンギンのバディくん(20歳)とペドロくん(10歳)。2羽が寄り添って寝ているときに、ちちくりあいながら交尾行動の兆候を見せたことで同性愛が発覚しました。
飼育員によると2羽を別れさせたのは、アフリカペンギン自体が絶滅危惧種であり繁殖させる重要性が高いためだといいます。この2羽は、動物園の飼育下で繁殖された固体で、5月にオハイオ州からトロント動物園に移されてすぐに、カップルとなっていました。動物園によると、この2羽は毎晩を一緒に過ごし、毎晩のように通常オスとメスが行う交尾行動を行っているといいます。
動物縁側によると、ゲイやストレートという言葉はないものの2羽が特別な愛情関係にあることを認めており、動物園スタッフの中では今一番ホットな話題となっています。
また、現在は繁殖のために離れ離れにされている2羽ですが、繁殖が終われば再開させることも検討されています。
ペンギンに関して言えば彼ら以前にもゲイカップルが存在していました。2009年にはニューヨークのセントラルパーク動物園に、2羽のオスのひげペンギンカップルが存在していました。このカップルには実験的に卵が与えられ、見事孵化させることに成功しました。
また、日本の動物園やドイツのオーランドシーワールドでも同性愛ペンギンの存在が指摘されています。
今回話題となったバディとペドロに関しては、鳥類の同性愛研究のためにカリフォルニア大学のバークレー校から研究者が訪れ、研究材料となっています。
科学者によると、鳥以外にもキリン、イルカ、サルなどで同性愛が確認されています。