フランス人デザイナーのヴィヴィアン・ミュラーさんは、馴染みある自然界に溢れる形を上手く工学デザインに取り入れて素晴らしい製品を生み出しています。
新幹線の先端が水鳥のクチバシを模すことで空気抵抗を減らしたように、自然には優れたデザインが隠されています。作品の中に果敢に自然を取り入れた工学デザインをご覧ください。
1.iPhone用ソーラー充電器
盆栽のようなデザインの太陽光によって充電できるiPhone用充電器です。葉っぱ部分にソーラーパネルが仕込まれています。
2.ラジエーター
まるで脳や腸を思わせるラジエーター。狭い空間を最大限に利用した機構の脳や腸ですから、冷却過熱効率が高くなっても不思議ではありません。
3.万年筆
羽根を模した金属製の万年筆。クールでスタイリッシュに文字が書けそうです。
4.ソーラーランプ
花のような形をしたランプは、葉の部分がソーラーパネルになっており花の部分がライトになっています。
5.光を自由自在に調節できるランプ
数枚のランプの角度を自由自在に変えることで、光量や光源の角度を調整できます。光の調節パターンは無限大。
6.テーブル
2種類の形状のアルミ板、ネジ、ボルト、ナット、ガラスの6アイテムだけで構成されたシンプルなテーブル。IKEAに置いてありそうですね。
7.水筒
普通の水筒のように見えますが、フタはコップとして使うことができ、ねじることで開閉できます。とってもシンプルな機構のため洗うときにも楽そうです。
8.キオスク
一般大衆向けではないキオスクで屋根を開けると、日陰ができる奇妙なデザイン。
シンプルなデザインのものが多かったですが、ここまでシンプルに作るのは非常に難しいことでしょう。特に水筒デザインなんかは素晴らしいセンスと言わざるを得ないですね。