11月4日、アメリカ・テキサス州ティンバークリークキャニオンの上空に出現したオレンジ色をしたロール状の雲の帯をとらえた映像をご紹介します。どこまでも一直線に続いているように見える不思議な形の雲をご覧ください。
トッド・マスクさんが撮影したこの不思議な雲。一直線に地平線の彼方まで伸びており、雲はゆっくりと動いています。
これはアーチ雲の一種「ロール雲」で、雷雨に伴って低層に生じる帯状の雲。条件が揃えば「数百kmに渡って数時間観測される場合もある」とのこと。またオーストラリアで9月~10月にかけて見られる「モーニング・グローリー」という現象に似ており、北アメリカ大陸に広がるグレートプレーンズでも春によく観察されるといいます。
条件が揃わないと見ることができない不思議な雲をとらえた映像でした。