3月28日にアルメニア共和国全土で12時間以上にわたってネットに接続できないという事件が起こった。
事件の発端はアルメニア共和国の隣国、グルジア共和国に住む75歳のおばあちゃんである。おばあちゃんはリサイクル業者に売るための銅をアルメニアのスクラップ置き場で探していたところ、施設されている光ファイバーケーブルを銅線と間違えシャベルで切断してしまい、それが原因でアルメニアでの大規模なネット遮断が起こったものだという。
アルメニア共和国とは、西アジア、南カフカスに近接する共和制国家。首都はエレバン。黒海とカスピ海の間にある国である。
シャベルで切られてしまった光ファイバーケーブルを所有していたのは、Georgian Railway Telecomというプロバイダーは「安全なはずのケーブルお婆さんがどうやって見つけたのか分からないが、厳しい気候と土砂崩れによって露出していたのかもしれない」と語っている。
今後おばあちゃんは、事情聴取され器物損壊の有罪判決を受ければ3年の懲役刑になる可能性もあるという。
スクラップ回収目的でインターネットが遮断事件は、今回だけではなくグルジアで2009年にも起きてるという。