母親の生活保護費受給問題の渦中にあるお笑いコンビ・次長課長の河本準一が25日、東京・新宿の吉本興業本社で会見を開きました。
会見冒頭河本は涙ぐみながら「今回の騒動でご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありませんでした」とファンへ向けて謝罪。15秒以上にわたって深く頭を下げました。
受給に関しては「報道は事実」と認めましたが、受給時期に関しては「まだ芸人として全く仕事が無い時期でした。(受給に関しては)すべて福祉の方と相談して決めたことだが、自分の認識の甘さがあった。今思うとめちゃくちゃ甘い考えだった」と“不正受給”の認識はなかったと釈明しました。
14~15年ほど前に岡山県の福祉事務所から生活保護の打診があり5~6年前に第1回の受給、今年1月ころには生活保護費増額の打診があったといいます。打ち切りについては半年ほど前より話し合いの場を設けていましたが、最終的には今年3~4月ごろに母親が「これ以上迷惑はかけられない」と打ち切りを決定したと明かしました。
今後は、河本自身が「TVに沢山出られるようになった」と認識している5、6年前からの受給分を返還していく意向だといいます。この日、会見前には母親と電話で会話し「しっかりしゃべってこい」と叱咤激励されたことを明かしました。
今回の問題は先月、一部週刊誌により匿名で報じられ、今月に入って複数の媒体に実名報道されていました。16日に所属する吉本興業が見解を発表して不正受給を否定していますが、自民党の片山さつき、世耕弘成議員らが河本に高額の収入がありながら母親が生活保護費を受け取るのは不正受給と指摘・批判し、吉本興業側から説明を受けるなど波紋を広げていました。
問題に関して河本が口を開くのはこの日が初めてでした。
芸人という不安定な職業であるため、いつ仕事がなくなってもおかしくないという考えから受給を受けていたといいます。そもそも、この生活保護制度自体に欠陥があるとも考えられますね。
いじめにしか見えない
もう死なないで、準一