死ぬまで永遠に渦を巻いて歩き続ける「死の螺旋」に巻き込まれたアリたち/アリの知られざる習性


̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj

自然界の生き物たちは、非常に効率的な行動をするように進化してきました。人間は、それらのシステムから学ぶこともしばしばです。しかし、時には例外的なことも起こります。

ほとんどのアリたちは、視力によって移動していますが、一部の軍隊アリは完全に視力がなくフェロモンを頼りに移動するものがいます。自然界では、このシステムによって死ぬまで渦を巻いて行軍し続ける「死の螺旋」が発生することがあります。

Sponsored Links

この「死の螺旋」は、アリたちが道しるべとしているフェロモンが円状になってしまった際、視力を持たない軍隊アリがフェロモンの誘導に従うことで発生します。この状態となったら最後、軍隊アリたちは視力がないためスパイラルに入り込んでいることに気付けずに、渦から逃れることが出来なくなり死ぬまで歩き続けます。

また、この「死の螺旋」は、フェロモンを円状に散布することで人為的に作り上げることもできます。

人為的に作られた「死の螺旋」

これまでに見つかった最大の「死の螺旋」は、1周するのに2時間半もかかる直径1200フィート(約366m)のものです。


軍隊アリはフェロモンによって自分の進行方向を決定するため死ぬまで渦から逃れることはできません

このような「死の螺旋」に巻き込まれることがなければ、軍隊アリは世界で最も効率的に生き物を殺せる生き物とされており、南米で見つかったものでは、20万匹の群れが1日に10万匹の生き物を殺したといいます。

非常に強力な戦闘能力を持ちながら、こんな単純な失敗に気付くことなく死んでしまうという不思議なアリの知られざる生態でした。

参照

Sponsored Links
1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星 (まだ評価されていません)
Loading...

̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj

キルロイ の紹介

管理人のキルロイです。 現在、当サイトでは記者を募集しています。 あなたの伝えたいという熱い思いを形にしてみませんか? あなたの記事をお待ちしています。 なお、オープンにしていいご意見、ご感想、質問等ありましたらコメント欄からお願いします。それ以外のご連絡は、上の「サイト情報」からメールをお願いします。なお、全ての質問(単なる誹謗中傷など)に対して必ずしも返信するとは限りませんのでご了承ください。
カテゴリー: 動物, 科学, 自然 タグ: , , , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.