これまで靴に主役の座を奪われて脇役に徹してきた靴下に、とうとうスポットライトが当てられるときが来たようです。
スイスの靴下メーカーが、高い強度を持つ「ケブラー」という素材を使った靴下「Swiss Protection Socks」を開発しました。メーカーによると、この靴下を履けば靴を履く必要はないといい、散歩などからハイキング、山登りまで行うことができるといいます。
メーカーによると、この靴下はケブラーが50%、ポリエステルが32%、スパンデックスが8%、コットンが10%が使われており、従来の靴下とは比べ物にならない強度を持つといいます。そのため、靴を履かなくても十分に足を保護できるといいます。また値段はペアで80ドル(約6300円)です。
しかし、この高強度のケブラー靴下もいくつかの問題を孕んでいることは想像できます。
ケブラーは繊維であるため、トゲのようなもを踏んだ場合には繊維の隙間を通ってしまうという点です。クギやガラスといったものを踏んだときには足が傷つく場合が考えられます。
また水溜りにはまったときに足が濡れてしまうことが想定できます。この問題は、靴下に防水加工が施されているため問題ないようです。
ケブラーの実験映像
有史以来、初めて靴下が靴を追い抜いたと考えられるこの「超耐熱ケブラーソックス」。靴を履くのが嫌でたまらない人は、80ドル(約6300円)という値段なので試してみるのもいいかもしれませんね。