点描とは、ペンをひたすら「トントントントントン・・・・」と紙に打ち続けることで、点々を描いて絵画を作成する手法です。ミゲル・エンダラさんは、この技法を使って320万のインクドットを描くことで、自身のヒーローを描きました。緻密で気の遠くなるような作業によって描かれた、素晴らしい絵画アートをご覧ください。
えんぴつを使って下書きをしたあと、ペンを変えながらひたすらインクのドットをキャンバスに打ち込んできます。ドットの大きさや密度によって、肖像画に陰影をつけていき、リアリティー溢れる人物像を浮かび上がらせます。
この絵画を、完成させるのに210時間を費やしたそうで、延べ320万の点が描かれました。ちなみに、エンダラさんのヒーローでもあり、この肖像画のモデルともなった人物はエンダラさんの父親なんだそうです(最後に登場するおじさんです)。父親想いの息子によって描かれた素晴らしい作品でした。