アメリカのIT企業マイクロソフトは、次世代の基本ソフト「ウインドウズ8」について、画面に指を当てて操作するタッチパネル方式に対応する設計に刷新し、急成長するタブレット端末の市場に参入する方針を明らかにしました。
4億5000万本を売り上げた「ウインドウズ7」に続く次世代OSに注目が集まっています。
これはマイクロソフトが13日、アメリカのカリフォルニア州で開いた技術者向けの発表会で明らかにしたものです。それによりますと、次世代の基本ソフト「ウインドウズ8」は、画面に指を当てて操作するタッチパネル方式に対応した設計に刷新し、急速に普及しているタブレット型の端末に搭載できるようにするということです。また、画面についても「タイル」と呼ばれる大型のボタンが並び、指で触れて操作しやすいようなデザインにするということです。
タブレット端末の市場では、アメリカのアップルが80%のシェアを握り、独走していましたが、グーグルの基本ソフトを採用するメーカーが相次いで参入し、アップルとグーグルの2大陣営の競争が激しさを増しています。マイクロソフトは、「ウインドウズ8」の投入時期について明らかにしていませんが、パソコン市場を切り開いたマイクロソフトが新たにタブレット端末の市場に参入することで、タッチパネル方式が一層、普及することになりそうです。