33年間かけて拾い集めた石で建てた宮殿


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フランスの郵便局員フェルディナン・シュヴァルが毎日30キロの道のりを徒歩で配達している間に空想した「おとぎの国の宮殿」を具現化したのがこの「シュヴァルの理想宮」である。
「シュヴァルの理想宮」は彼が仕事中に拾い集めた石で出来ているという。

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フェルディナン・シュヴァルはフランスドローム県オートリーヴの南の小村シャルム=シュル=エルバスで生まれ、13歳になるとヴァランスのパン屋へ奉公にでて徒弟となったり、リヨンでパン職人をしたりしていたが、1864年からは、郵便配達の仕事についた。そして1878年にオートリーヴへ転勤となり、以後定住した。

1879年、彼は配達中に石につまずいた。その石を拾うと形に魅了され家に持ち帰った。それから石の収集を趣味とするようになった。

初めの頃はポケットに入れていた石も日増しに拾う量が増え、バスケットに、最後には台車で仕事以外に10キロ拾い歩くようになった。そして、それを使って理想宮の建築を始めた。

デザインはキリスト教やヒンドゥー教に影響を受けており、石と石とは石灰とワイヤー、セメントなどで補強された。1879年~1912年の33年間をかけて理想宮の建設を終えた。

当初は理解されなかった理想宮もその後、評価されるようになり、1969年にフランス政府の文化大臣アンドレ・マルローにより理想宮は文化財として登録された。

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