ポスターでトンネルを隠しながら、小さなハンマー1つで20年かけて牢屋の壁にトンネルを掘り脱獄する主人公を描いた、映画「ショーシャンクの空に」を思わせるような事件が発生した。
囚人たちは厚さ4フィート(約1.2メートル)の牢屋の壁を打ち破ってトンネルを掘ったが、刑務所のスタッフに発見されて脱獄を阻止されという。
事件はカテゴリB(セキュリティーが万全でなくても大丈夫な囚人が収容されている、セキュリティーが万全で脱獄が非常に難しい)エクセター刑務所で発生した。囚人たちは道具を使って掘った穴を偽物のレンガなどでカモフラージュして巧妙に隠していたという。トンネルが発見されたときには、外の光がトンネルに差し込むほど掘り進んでいた。
刑務所のスタッフが、建物のレンガの組み合わせがおかしくなっていることに気づき、トンネルが発見されたことからこの脱獄計画が発覚した。囚人たちは塗料や材料を秘密のルートで集め、その道具を使ってトンネル掘削作業を行い、レンガや塗料などでトンネルを隠していたようだ。
もし、このトンネルが発見されず脱獄作業を続けていた場合、囚人たちは脱出するためにワイヤー入りの厚さ20フィート(約6メートル)の壁を破らなければならなかったという。
同じような脱獄方法は3年前にも行われており、今回が初めてではなかったようだ。