一度はオークションで45ポンド(約6000円)の落札額が付けられた絵画が鑑定の結果、長い間、行方不明とされていた万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた本物の絵だと鑑定され1億2000万ドル(約96億円)の評価額が付けられました。
果たして96億円の絵とはいったいどんなものなのでしょうか?
木製パネルに描かれているの油絵は、Salvator Mundi(世界の救世主)で左手には宝珠を持ち、右手はキリストを現しているそうです。
この色使いの美しさ、構図の秀逸さ・・・・ダヴィンチのものに間違いない・・・ウン。たぶん。
鑑定したのは、40年以上ダヴィンチを研究しているオックスフォード大学の美術教授マーティン・ケンプ氏やダヴィンチの専門教授ピエトロ・マラニ氏などの専門家チームです。
専門家チームいわく「ダヴィンチの複製は多いが、この絵はダヴィンチのもの。色使いが素晴らしい。」「彼の描いた”最後の晩餐”や”ブノワの聖母”との類似点が多く、青と赤の岩絵の具も似通っている。」と根拠を示しています。
この作品が本物なら世紀のスクープですが、それにしても6000円で絵を売った人は今どんな気持ちなんでしょうかね。