最近ではグーグルが新型タブレット「ネクサス7」を発表したり、マイクロソフトが新型タブレット端末「サーフェス」を発表したりと各社のタブレット競争が熾烈になっていますが、米調査会社のNPDディスプレイサーチが世界のタブレット端末の出荷台数が、2016年にノートパソコンを追い抜く、との予測を発表しました。
画面を指で触って操作するタブレット端末は2010年にアップルが発売した「iPad」で人気となり、各社も次々と参入している状態です。
タブレット端末の出荷台数は2011年に8150万台でしたが、2016年には4.4倍の3億5860万台に拡大すると予測。ノートパソコンの出荷台数も同じ期間に1.9倍に伸びるものの、3億5420万台にとどまってタブレットに逆転されるといいます。
ノートパソコンは1980年代に東芝などが売り出し、持ち運びできる手軽さでパソコンの主流となりました。しかしさらに軽量で薄いタブレットは、ソニーや富士通など日本メーカーのほか、今年に入りグーグルとマイクロソフトが相次いで参入を表明するなど勢いが加速。ディスプレイサーチは「北米、日本、欧州など成熟した市場で消費者の好みがタブレットに移りつつある」とみています。
最近では、インテルがタブレットに対抗して超薄型ノートパソコン「ウルトラブック」を開発するなどの動きもありますが、このままいけば主流はタブレットとなりそうですね。