生涯に21人を殺したとされる米西部開拓時代の無法者ビリー・ザ・キッドの肖像写真が競売に掛けられ、フロリダ州在住の資産家の石油王ウィリアム・コッホが230万ドル(約1億8500万円)で落札しました。
写真は1879年~1881年頃に、ビリー本人がニューメキシコ州でフォートサムナーで25セントを払い撮ってもらったもので、縦8センチ、横5センチの薄い鉄板の上に焼き付けられた鉄板写真とよばれるものです。成人後に撮られた現存する唯一の写真とされ、仲間の親族が代々、保管してきました。
彼の墓石は度々記念品として削られて持ち帰られてしまうため、現在は写真のように檻の中にしまわれています。
映画や小説、歌などにもたびたびテーマとして取り上げられるビリー・ザ・キッド。死しても、なお大きな影響を与え続けるビリーに新しい伝説が、また1つ増えたようです。