普段、害虫として殺されてしまうゴキブリ、ハエ、ハチ、蛾なども、実際には精一杯生きています。そして私たちは、彼らに何かと都合の良い理由を付けて駆除しているに過ぎません。
今回は、人間が日常的に駆除している害虫たちを弔うことで新しい価値観を発見させてくれるストリートアート「Bug Memorial」をご紹介します。ゴキブリの死が悲しいものだとは知りませんでした。
雑踏の中で死んでしまったゴキブリに、遺影が置かれ多くの花やぬいぐるみが備えられています。中には、ゴキブリのことを弔うために花を置いていく人やコーラをかけていく人などもいます。
ほとんどの人はゴキブリのことを嫌っていますが、こんな演出と音楽をかけられると、なぜか悲しくなってしまいます。たまには、ゴキブリのことも思い出してあげたくなりますね。
思わぬ方法で命の大切さを教えられるアート作品でした。