インターネットの電子掲示板である2ちゃんねるへの書き込みを基にしたラブストーリー『電車男』は、小説やテレビドラマにもなり、果ては映画化までされて多くの人を魅了しましたが、2012年1月中旬に2ちゃんねるのVIP板にアップされたスレッド「ゲーセンで出会った不思議な子の話」が、第二の『電車男』として注目を集めています。
実話のように書き込まれた“泣ける”ラブストーリーであることから“第二の電車男”のように見られているという「ゲーセンで出会った不思議な子の話」とは、いったいどのような話なのでしょうか。
この書き込みは「俺」による告白スタイルで4日間にわたって続きます。物語は、ゲームセンターに通うのが趣味の冴えない大学生が、吹石一恵似の美大生の女の子と知り合うところから始まります。。格闘ゲームを通じて知り合った二人は互いに惹かれていく。だが、実は女の子は・・・・・そして最後に女の子は・・・・・というものです。
書き込みが終わった翌日には、GLAYのメンバーがツイッターで〈泣ける(;_;)〉とつぶやくなど、芸能界でちょっとしたブームになっているそうです。
しかし一方では、冷静な対応も見られるようです。木村拓哉主演のドラマ「ビューティフルライフ」の脚本家・北川悦吏子氏は〈どうか、映画会社とかが、目をつけないといいね〉とツイートし、エッセイストの能町みね子氏は「何の展開もないストーリーにがっかり(笑)。描写にリアリティもなく、周りが盛り上がるのを期待した男子高校生の創作じゃないかと」と手厳しい反応も。
フィクションかノンフィクションかは分かりませんが、”読み物”として楽しむのもアリかもしれませんね。