2006年には、”超能力タイムリープ”を使い、時空を自在にかけ巡る女子高生の「青春」を描いた『時をかける少女』、2009年には”親戚付合い”をモチーフに、デジタルと現実の2つの世界を生きる高校生と大家族のふれあいを描いた『サマーウォーズ』の監督を務めた細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』の映像が公開されました。
この作品では、『時をかける少女』『サマーウォーズ』の2作で題材とされた「青春」「結婚」の先にある「親子」がテーマとなっています。果たしてどのような作品なのでしょうか。
この作品は、19歳の主人公である花と”おおかみおとこ”との出会いから、恋愛、結婚、出産、子育てを経て、その子供たち「おおかみこども」の成長と自立までの13年間を描く物語となっています。
脚本は、自身も一児の母である『八日目の蟬』の奥寺佐渡子が務め、キャラクターデザインは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでも人気の貞本義行を迎え、『時をかける少女』『サマーウォーズ』を担当したスタッフを起用しているとのこと。
前2作で大きな評価を得て期待が高まっているだけに、本作ではキャラクターや作画などに対してかなり辛口な評価もある一方、ケモナー(獣人、猫耳”ネコミミ”等、人間とそれ以外の動物の特性を合わせ持ったキャラクター)好きにはたまらない作品という評価も受けているようです。
果たして、前作品をしのぐ大ヒットを飛ばすことができるのでしょうか?細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年7月21日公開予定となっています。