牛を殺すこともある紙灯篭も、空に上がれば美しいものです。しかし、ミャンマーで行われたバルーンフェスティバルでは、巨大紙灯篭を飛ばすのに失敗し炎が花火に引火、タイでの花火事故のようなとんでもない(飛んでも無い)事態に発展してしまいました。
灯篭は、灯篭の下で燃料を燃やすことで熱い空気を灯篭内に蓄えて、その浮遊力を利用して空に飛ばします。しかし、今回の紙灯篭の場合、灯篭の下で燃やしていた燃料の炎が灯篭との接続部分に燃え移り、燃料部分だけ落下してしまいました。上部分の紙灯篭は、軽くなったため一気に空へと上りしぼんでしまいました。しかし、事件はこれで終わりませんでした。
落下した燃料の炎が、なぜか真下に置かれていた大量の花火に引火して大爆発を起こすという事態に発展。多くの人が逃げ惑いました。
なぜ、こんな危険な場所に花火が置かれていたのか分かりませんが、この一連の出来事を見ていた観光客は、案外楽しそうに笑っているのでした。