4本の腕と4本の足を持つインド人の少年、ディーパク・パスワン君が分離手術後に初めて身体を披露しました。その姿から、数年間にわたって「悪魔」「異常」としていじめられる一方で「神様」としてもあがめられていました。
インドの貧しい地域で生まれたディーパク君には、寄生性双生児が結合しており4本の腕と4本の足を持っていました。
ディーパク君が暮らしていたビハール州では、彼をヒンドゥー教にある4本の腕を持つとされるヴィシュヌ神の生まれ変わりだとして、あがめる人々もいました。
しかし、家族はこの扱いに納得せず2010年5月30日に分離手術を行いました。4時間に及ぶ手術は無事成功しディーパク君の経過も良好でした。また、この費用は病院側が負担しました。
手術後、執刀医は腸が正常に機能するには努力が必要だが健康状態には問題がないとしていました。
これまで、注目を浴び続けたことで精神的に不安定だったディーパク君ですが、今後は普通の人生が送れると良いですね。