4月10日現在、屋内退避指示・避難地域に指定されている、福島第1原子力発電所から半径30キロメートル圏内の様子のリポート映像。
撮影者は日本人ジャーナリスト、神保哲夫氏とのこと
現在、福島第1原発から半径20キロメートル県内は避難指示がだされ、半径20~30キロメートル圏内には屋内退避指示とともに自主避難が促されている状態である。
映像からも、街がゴーストタウンと化し、住民が非難する際に放棄したとされる犬や牛が街中を徘徊する様子が見てとれる。
そして、車が福島第1原発から17キロメートル付近で放射能測定器からアラームが鳴り始め、福島第一原発から1.5キロメートル付近では放射能測定器が112マイクロシーベルト/時を表示している。
その他にも、道路のひび割れや津波によると思われる被害の状況などが克明に映し出されている。
また、枝野幸男官房長官は7日の記者会見で、福島第1原子力発電所から半径30キロメートル以上の地域にも累積された放射線量によっては避難指示を出す可能性に言及した。そのうえで「累積での放射線量はどういう基準で避難を指示したらいいのかという判断を含め、専門家に検討してもらっている」と述べた。
枝野長官は海江田万里経済産業相が原発事故から1カ月後をめどに半径20キロメートル圏内の避難住民の一時帰宅を実施する意向を示したことには「11日の実施は難しい」と否定している。