ヒョウ柄のベッドカバーに座り派手な化粧、胸元の開いたドレスを着て挑発的な視線を送るこのモデル。モデルのポーズとしては別段珍しいわけではないと思われるかもしれませんが、普通のモデルと違い彼女はまだ10歳です。
ファッション誌「ヴォーグ」に載った10歳のモデルがセクシーすぎるとして物議を醸しています。
このモデルはThylane Lena-Rose Blondeauちゃん、コートジボワール出身のフランス人で母親はテレビ司会者や女優として活躍しているLoubry Veronika、父親はサッカー選手だったPatrick Blondeauです。家庭環境からも芸能界に親しみがあったようで、4歳の時にはモデルとして活躍していました。
今回の騒動で、Blondeauちゃんは広告やメディアでの子供たちを性的な取り扱いを取り締まる「母親組合」の運動に取り上げられたり、両親に対して多くの批判が寄せられています。「母親組合」はヴォーグ誌に対して「彼女の格好は思春期前に着るには不相応であり(ドレスを着させることは)彼女が子供であることの権利を否定している」と主張しています。
ファッション界では若いモデルを起用する傾向が強まっているようで、実際に13,14歳のモデルがすでに活躍している現状があり、10歳のモデルも別段珍しいことではないようです。
今回の写真に対してカウンセラーであるエマ・グレイ博士は「これらの写真は社会の中で子供がどうあるべきかという問いを突きつけています。彼女のように大人の世界に馴染んでいない子供は大人の要求通りに対処します」と語り、低年齢で大人の世界に子供が入ることの危険性を指摘しています。
日本でもアイドルやモデルの低年齢化が問題になっており、児童ポルノなどの取り締まりも強化されつつあります。社会における”子供”のあり方が世界中で問われているのかもしれません。