人気ロックバンド「BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)」がボーカロイド「初音ミク」とコラボしたミュージックビデオ『ray』が公開しました。「BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU」名義で発表されたバンプ初となる他のアーティストとコラボレーションした楽曲をご覧ください。
『ray』の制作においてはメロディ、歌詞、特にアレンジにおいて、多岐に渡って新たなアプローチが取り入れられました。その楽曲の持つ新たな方向性をより斬新かつ前衛的に提示していくためにはどのような方法が良いか突き詰める中で、初音ミクとのコラボレーションというアイデアが想起されたとのこと。
このコラボ曲の制作にあたっては、初音ミクのプログラミングを、ボーカロイドクリエイター&音楽プロデューサーとして第一線で活躍するkz(livetune)が担当。BUMP OF CHICKENの藤原基央(Vo, G)と初音ミクの繊細なデュエットを聴くことができます。
またMVのディレクターは、アルバム「RAY」リリースに先行して公開された『ray』のミュージックビデオ同様に、クリエイティブプロダクション・A4Aの東市篤憲氏が担当。”光”をモチーフとした壮大な映像表現はそのままに、ミュージックビデオの中に初音ミクがデジタルの世界から到来する様子が鮮やかに描かれています。「360°ホログラム」と呼ばれるバンド史上最大規模(直径12m×高さ6.5m)のセットに、実際に初音ミクと光線を投影しながらバンドが演奏する様子を捉えたことで、BUMP OF CHICKENと初音ミクが同じ空間に立ち撮影に挑むという、世界初のリアルタイム共演が成し遂げられました。
この撮影のために、クリプトン・フューチャー・メディア社はこれが世界初公開となる「14(イチヨン)モデル」という3DCGモデルの初音ミクを制作。さらに初音ミクのダンスは、でんぱ組.incやゆずのダンサーの振り付け師としても活躍するコレオグラファーのYumiko氏によるダンスをモーションキャプチャーで取り込んだもの。愛らしくもどこか切ない初音ミク像を表現することに成功しています。
こちらは通常版。