アメリカ・ケンタッキー州にあるゼネラル・モーターズ(GM)の高級スポーツ車コルベットを集めたコルベット博物館で、直径12mのシンクホール(陥没穴)が出現し、貴重なコルベット8台が飲み込まれました。高級車が穴に落ちる決定的瞬間をご覧ください。
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少しずつ動き出した自動車は、突然、地面に現れた巨大な穴へと吸い込まれてしまいました。
陥没穴の大きさは幅約12m、深さ約6m。損害額は数百万ドル(数億円)規模と推定されています。
博物館の広報によると、12日午前5時半すぎ、振動検知器で異常を知らせる警報が出たため係員が駆けつけ、床に巨大な穴が開いているのを発見したとのこと。
「あまりに大きな穴だったので、コルベットがマッチ箱のように見えた」といいます。最初にこの光景を見た係員は、1日中ショックが収まらなかったといいます。
穴に落ちたのは1962年製の「ブラックコルベット」、92年製の「100万台目のコルベット」、93年製の「40周年記念コルベット」など8台。うち6台は愛好家から博物館に寄贈されたもので、残る2台はGMが所有していました。
陥没穴は近くにあるウエスタン・ケンタッキー大学がラジコン機を使って調べ、建物の構造にはダメージがないことを確認。博物館はこの区域のみ閉鎖して、残る施設は13日から通常通り開館。
コルベット博物館は20周年を記念して、今年8月にはモータースポーツパークを新設予定。同パークの建設地でも複数の陥没穴が見つかったが、すべて安全対策を施したといいます。
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