ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産にこの度、「和食」「キムチ」「古代グルジアの伝統的な発酵ワイン作り」「トルココーヒーの文化と伝統」が登録されました。今回は、伝統ある「トルココーヒー」をご紹介します。
「トルココーヒー」は、トルコで飲まれているコーヒーの入れ方の一種。水から煮立てて、上澄みだけを飲む方法です。
オスマン帝国内のイエメン統治者オズデミル・パシャにより、コーヒー豆が皇帝に献上されたのが約450年前。まずイスタンブルのタフタカレ地区でコーヒーが飲まれるようになり、その後ヨーロッパに広まりました。また現在でもこの伝統的なコーヒーの飲用法は、中東・北アフリカ・バルカン諸国で共通しています。
鍋にコーヒー豆の粉末を直接入れて、水と一緒に煮立たせて抽出するのが特徴。コーヒーの粉が沈んでから、カップの中の上澄みのコーヒーだけを飲みます。
一般的なコーヒーに比べて、こちらの方がコーヒーの味を楽しむことができそうですね。一度はチャレンジしてみたいトルココーヒーでした。