今回ご紹介するのは、地中海西部、イタリア半島の西に位置するフランス領の島「コルシカ島」をとらえたタイムラプス映像です。フランス皇帝ナポレオン1世の出身地としてのイメージが強いコルシカ島の新しい一面をご覧ください。
面積は広島程度のコルシカ島は、そのほとんどが急峻な山岳で占められ、2500mを超える高峰が連なります。最高峰はサント山で2710m、ついでロトンド山、アル・バルダート山(同カブ・アウ・ベルダードゥ、2583メートル)、ビアンコ山、ミヌータ山が続きます。これら高峰は島を2つに分けるように西北から南東へ連なっており、その西側と東側では風俗や社会形態、言語などが対照的に異なっています。
沿岸部の気候は他の地中海沿岸地域と大差なく年中温暖で少雨ですが、山岳地域は冷涼多雨で冬季には雪が積もり、スキー場が4箇所あります。また山岳地帯が多いため人口は少なく、沿岸部および山岳部には手付かずの自然が残されています。島全体の4割近くがコルシカ地域自然公園 (PNR) に指定されており、夏にはハイカーが大数訪れます。