世界中で貴重なタンパク源とされている昆虫。アフリカでは、蚊を捕まえた練ってハンバーグ状にする「蚊のハンバーグ」が存在します。今回は、「蚊のハンバーグ」を作る一部始終をとらえた映像をご紹介します。
この「蚊のハンバーグ」に使われる虫は、「ケヨソイカ」という昆虫で、厳密にいうと蚊ではありません。この地域の人々は、濡れたナベを振り回したり掃除機を使ったりしてケヨソイカを捕まえ、それらを油と混ぜて練って焼いてハンバーグにして食べています。
またケヨソイカのことを地元では、「クング」と呼び、「蚊のハンバーグ」は「クング・ケーキ」という料理名となっています。
「蚊のハンバーグ」は、タンザニアやモザンビークにまたがって存在するアフリカ3番目の大きさを誇るマラウィ湖周辺で食べられています。これは、湖で高さ数十mにも及ぶ蚊柱が起こるほど、大量の蚊が発生するためです。