アップル社が「App Store」からスマートフォンなどに向けて配信しているアプリケーションが 2008年7月の発売から累計150億ダウンロードを達成したと発表した。アプリ配信開設から約3年間で利用者数は延べ2億人以上にのぼるという。
アップルは2008年7月にアプリ配信サービス「App Store(アップストア)」を開設し、当初は約500種類のアプリをそろえた。累計ダウンロード数の推移は、開設から1年後の2009年7月に15億本超、同年9月に20億本、2010年1月に30億本、2011年1月には100億本を達成した。さらに2011年7月には150億本を超え、この6カ月間で実に50億本のダウンロードがあったことになる。
2011年7月時点でApp Storeは、iPhoneのほかタブレット端末「iPad(アイパッド)」、そして携帯メディアプレーヤー「iPod touch(アイポッドタッチ)」向けに42万5000種類のアプリを配信しており、そのうち10万種類はiPad専用アプリとなっている。
アップルは現在までにアプリの開発者に25億ドル(約2000億円)を支払っている。これはアプリ販売価格の70%がアプリ開発者の収益となり、残りの30%がApp Storeの収益になるシステムから考えるとアップルは10億ドル(約800億円)の収益を上げていると考えられる。
なお、グーグルの「アンドロイド」OS搭載端末向けアプリ配信サービス「アンドロイドマーケット」は、2011年5月の時点で累計ダウンロード数が45億本。20万種類のアプリをそろえている。
今後も増え続けるアップルのアプリにグーグルはどのように立ち向かうのであろうか?