アメリカのインターネット通販大手アマゾンは6日、新型の電子書籍リーダーとタブレット端末を発表しました。新型タブレット端末は「キンドル・ファイアHD」。新型の電子書籍リーダー「キンドル・ペーパーホワイト」は、同じくタッチスクリーン搭載の従来モデル「キンドル・タッチ」よりも解像度が62%アップ。暗いところでも読めるようライトも装備され、ライトを点灯した場合でもバッテリーは8週間持つといいます。
価格はWi-Fi版が119ドル(約9300円)、3G版が179ドル(約1万4000円)。6日から事前予約を開始し、10月1日から出荷を始めるといいます。
アマゾンはまた、アンドロイド搭載のタブレット端末の新型「キンドル・ファイアHD」も発表。サイズは7インチと8.9インチの2タイプ。価格は16GBタイプがそれぞれ119ドル(約9300円)と299ドル(約2万3000円)。
4GLTE通信に対応した8.9インチモデルも発表され、32GBタイプで価格は499ドル(約3万9000円)。
アマゾンの発表によれば、旧型ファイアは米国のタブレット販売の22%を占める大ヒット製品となりました。販売実数については明らかされていませんが、市場調査会社IDCによれば世界のタブレット市場における今年第2四半期のアマゾンのシェアは4.8%だったといいます(ファイアは米国内のみの販売)。
タブレット市場には現在、多くメーカーがさまざまな製品を投入しています。世界市場シェア62%を誇るアップルは10月、小型iPadを発表するとの噂があります。また、マイクロソフトもウィンドウズ8を搭載したタブレット「サーフェス」を10月に発売する予定となっています。