サイバーノイズが開発した「Live2D」は、2Dによる立体表現を可能にした世界初の描画技術です。各種モバイルゲーム機やスマートフォンに対応可能で、原画の持ち味を活かしたゲームなどに採用され始めています。
通常、三次元に二次元を当てはめようとすると、どうしても作者が意図していなかったような感じになってしまいます。ところが「Live2D」を用いれば、二次元的に三次元表現をできるため二次元の良さを活かすことができます。
Live2Dの制作ツールは、イラストをポリゴンで描くタイプと曲線で描くタイプの2種類があります。ポリゴンで描くタイプは、3Dエンジン上で動くため、モバイル端末でも高速に動かせるという特徴があります。
現状では、動きの範囲が限定される会話型のゲームなどで主に使われていますが、今後1~2年でツールを進化させ、フィールドを360度走り回れるような表現を可能にすることを目指しています。
ゲームだけでなくアニメなどにも応用できるかもしれませんね。また、非常に小さな労力で絵を動かせる技術といえるかもしれません。