刀削麺とは、中華人民共和国の山西省で生まれた麺の一種であり、生地を同じ長さ、太さに削り、鍋に入れるという一連の動作を素早く行うには高い技術が必要とされている料理です。最近では、そんな刀削麺を作ってしまうロボットが登場しているようです。ウルトラマンにしか見えない刀削麺ロボット「機甲厨神」をご覧ください。
この刀削麺ロボット「機甲厨神」は、作るのが非常に難しい刀削麺を簡単に安く作るために作られたロボット。麺生地をセットすると、ロボットが自動的に刀削麺を削り出して鍋に投げ入れてくれます。
通常、刀削麺を作れる職人を雇うと、年間4700ドル(約37万円)ほどの人件費がかかりますが、この刀削麺ロボットなら2000ドル(約16万円)程度しかかからないとのこと。さらにレンタルなども行われており、人件費が上がる中国ではコスト的に見ても魅力的な製品です。
2011年にCui Runquanさんによって開発された刀削麺ロボットは、改良などを加えられて現在大量生産されています。現時点で3000台を売り上げる大人気ロボットとなりました。
開発当初の刀削麺ロボ「機甲厨神」
どう見てもウルトラマンにしか見えず、さらに目が光るという奇妙な仕様の刀削麺ロボ「機甲厨神」。奇妙なデザインとは対照的に、人間の3倍のスピードで刀削麺を作れることなども店舗への導入理由となっているようです。