PayPal(ペイパル)の創業者ピーター・シール氏が運営する慈善財団は、銃の製造にまで用途が拡大している3Dプリンター技術を用いて、肉を合成するための計画の一部を発表しました。もしかすると、将来のステーキはプリンターから出てくるかもしれません。
ピーター・シール氏は、この計画を進めている団体「Modern Meadow」に25万ドル(約2000万円)~35万ドル(約2800万円)を投資するとしています。またこのプロジェクトは、食用肉を3Dプリンター技術を用いて作ることを目的としています。
非常に馬鹿げているように思われる肉の合成ですが、3Dプリンターで臓器を印刷すること自体はすでに現時点で行われています。「Modern Meadow」は、医療用に開発された肉の合成技術を転用して食用肉開発を行うとしています。
この合成肉は、現在深刻化している自然環境の破壊を阻止するとともに人間の「肉を食べたい」という欲求を満たすことができるといいます。
「Modern Meadow」は、短期目標として1インチ(約2.5cm)の肉の棒を作ることを目指しているといいます。