無声映画(サイレント映画)の中にも音楽が必要な場面がありますが、そんな時には映画館に設置されていた劇中音楽を演奏するための音楽装置「フォトプレイヤー(Photoplayer)」を演奏して、その場で映画に音をつけていました。今回は、そんなフォトプレイヤーを演奏している様子をとらえた映像をご紹介します。
大きなピアノのような装置がフォトプレイヤーで、演奏しているのはジョン・スコットさん。1人で演奏するもののようで、あらかじめ和音などがセッティングされており、少しの動作でさまざまな音が出る仕掛けとなっています。
一度演奏が始まると、とても1人では演奏しているとは思えないメロディーが流れてきます。また、音楽だけでなくコミカルな擬音なども奏者が演奏しています。
他の曲でも、演奏者はかなり忙しく動き回っています。無声映画(サイレント映画)全盛の時代には、映画を上映するたびにこんな演奏が行われていたんでしょうね。歴史を感じさせるフォトプレイヤーの演奏風景でした。