フィリピン・セブ島にある違法改造銃を密造する「銃の町」/一丁の値段は1万9000円


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日本でも人気のある国際的な観光地フィリピン・セブ島には同国最大の「銃の町」があります。約1000件の密造工場があり、日本の暴力団にも密造銃が流れたという犯罪の源流の”闇市場”をご紹介します。密造銃とそこで働く人々とはどのような人たちなのでしょうか。

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銃工場があるのは、セブ市から北に約30kmのダナオ市。職人たちは、10畳ほどの小屋で密造銃を製造しています。

親戚から「工場長」を引き継ぎ15年になるモラトさん(39歳)によると、1年ほどで1人前の職人になることができるといい、ブローカーから注文を受け、1ヶ月に短銃12丁造ります。値段は一丁1万ペソ(約1万9000千円)からで真正な銃の5分の1以下。月収は1万5000ペソ(約2万8000円)で、身内の他の5人は8000ペソ(約1万5000円)~1万ペソ(約1万9000円)。周辺農家の月収は2000ペソ(約4000円)~3000ペソ(約6000円)しかなく、モラトさんは密造で「十分な生活費を稼げる」と話します。

また別の工場で働く職人によると、客は警官や軍兵士、政治家周辺の者が多く、横流しする者もいるといい、選挙の際は候補者の身辺警備を強化するため、注文が普段の5割増しになるといいます。また、1970~80年代には日本の暴力団も買い付けに来たといいます

ダナオの銃製造の歴史は古くスペイン占領末期の1890年代までさかのぼるとの説もあります。市の資料によると、1920年代から本格的に始まった銃製造は、太平洋戦争時には抗日ゲリラに、共産ゲリラやイスラム武装勢力と対立したマルコス政権時代には、軍と反政府組織に武器を供給していたといいます。

現在は電子部品の大工場も進出したダナオですが、住民11万6000人の大半はバナナやサトウキビをつくる農民。ダナオ警察のデレリス署長は「密造者、ブローカー、闇の『投資家』も含めた関係者は2万~3万人に上り、地場産業の一つ。技術が継承され一朝一夕に現状を変えられない」と頭を抱えています。

参照

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