t-radyaは第二次世界大戦を戦い負傷したロシア兵の肖像画を描いたのですが、その方法は驚くべきものです。
なんと、木製ボードに包帯を付けたものをキャンバスにして、火炎瓶などで燃やすことによって肖像画を浮かび上がらせる炎で描かれたアートです。燃やされて完成した肖像画は、ロシアのエカテリンブルクにある第二次世界大戦時に使われ、現在では廃墟となっている病院の壁に展示されました。
第二次世界大戦で兵士、民間人合わせて2000万人以上の死者を出したソ連。
第二次世界大戦という悲劇の中で人生を翻弄されたロシアの男達を荒々しい炎と炭で表現した、何か考えさせられる肖像画です。