反軍事産業の団体アムネスティ・インターナショナルが、武器貿易に反対するキャンペーンの一環として、「ダース・ベイダーがストーム・トルーパーを引き連れて軍事メーカーで武器を買うことはできるのか?」を試した映像です。果たして、軍事メーカーは悪の組織に武器を売るのでしょうか。
黒塗りのリムジンがやってきたのは、ベルギーの銃器メーカー「FNハースタル」の工場。リムジンから出てきた黒ずくめの男が、「我々のボスが武器を購入すると言っている」とガードマンに商談を持ちかけます。
すると、ガードマンは「営業担当を呼ぶ」と言いますが、そこに現れたボスを見て驚きます。現れたのは、ストーム・トルーパーを引き連れたダース・ベイダー。
途端にガードマンは「彼はダメだ」「武器は売れない」と言います。
その後、テロップが表示され、「なぜ我々に武器を売らないのにタイには売る?」というメッセージが表示されます。
そして最後には、警察に追跡されるハメになりました。
こちらはジョーカーバージョン。武器が変えないジョーカーは、大声で怒鳴り散らしています。
ユーモアと皮肉の利いたキャンペーン動画。武器の取引相手の定義が曖昧だということを見事に突いた広告でした。
動画の終わりに出るフレーズ、
“WE DON’T SELL WEAPONS TO VILLAINS.
SO, WHY DO WE SELL THEM TO TYRANS?”
最後の単語がよくわからなかったので、ググったんだけど、フランス語みたいね。
villains: 悪人
tyrans: 専制君主
だって