芸術とは現代における錬金術と言ってもいいかもしれません。
初めての展示でフェミニストから抗議を嵐を受けたイギリス人アーティストによるポップアートの彫刻が、260万ポンド(約3億1000万円)で販売され話題となっています。その作品とは、1960年代に巻き起こったポップアート運動の中心人物アレン・ジョーンズ氏(75歳)の制作した半裸の女性の尻に台座が付いた奇妙なイスです。
この作品は、1969年に制作された作品で、テーブル、イス、帽子掛けの機能があるグラスファイバー製。制作にかかった材料費は1500ポンド(約18万円)でした。
発表後にフェミニストから大きな批判を受けたこの作品は、後にドイツの億万長者ギュンター・サックス氏に所有され、元妻のブリジット・バルドー氏のコレクションとなっていました。
そしてこの作品は、今回サザビーズのオークションにかけられ、見積もりの30倍という価格で電話によって入札した匿名の人物に売却されました。
今回のオークションでは、この作品以外にも出品されており、全体ではアンディ・ウォーホルの作品を含めて3560万ポンド(約42億6600万円)で取引されました。
転売料としてジョーンズ氏には1万ポンド(約120万円)が支払われるといいます。ジョーンズ氏は「ポップアートは、近年になってますます求められるようになりました。私の仕事が歴史の一部として楽しまれていることは非常に喜ばしいことです」と語りました。
またジョーンズ氏は、彫刻が非常にきわどいものと見られていたとして、自身がフェミニスト運動の源となっていたといいます。
サザビーズの現代美術ディレクターであるジェームズ・セビア氏は、「これらの作品は現在もなお先鋭的な外観で、今でも新鮮で現代的だ。これらのイギリスを象徴するポップアート作品はあまりオークションに出品されていないため、今後、さらに高い値段で取引される作品を多く見ることになるでしょう」と述べました。
そのあたりにあるマネキンを縄で縛って台座をつければ、もしかすると先鋭的なポップアートとして認められるかもしれませんね。
これ便器にしたらよくね?
この程度で理解不能って余程の馬鹿なんだな。