オランダのベンチャー企業が、2023年までに火星にスペースコロニーを建設する計画を発表し話題となっています。この火星移住計画プロジェクト「マーズワン・プロジェクト」は、火星上にさまざまな設備を整えて11年後の2023年には、4人の宇宙飛行士を火星に送り込むことを目指しています。
この計画を発表したオランダのベンチャー企業は、エネルギー関連会社の元経営者で研究者のBas Landsdorp氏とドイツの企業が共同で設立したもの。2023年以降、人間を定期的に送り込み、目標では2033年には20人が火星上に居住させるといいます。
以下が火星居住計画のロードマップ
2011年：火星居住ミッション開始。火星居住に必要なシステムが調達可能であることを確認。
2013年：最初に送り込む宇宙飛行士の選定開始。火星に似た地球上の砂漠地帯で、コロニーのレプリカを作成。
2014年：第一弾となる火星探査衛星の制作開始。
2016年：1月に火星に探査衛星を発射。10月に火星に到着。
2018年：火星探査機を送り込み、コロニーの建設予定地の探索。地球上では、探査機の映像を楽しむことができる。
2021年：居住ユニット、生命維持装置、電源システムなどを2人分送り込み、火星に移り住むために必要な環境を整える。
2022年：9月14日に4人の宇宙飛行士を火星に向けて出発する。
2023年：8月に4人の宇宙飛行士が火星に到着。人間による探査開始。
2023年以降：2年ごとに2人の宇宙飛行士を火星に送り込む。
2025年：6月には新しいメンバーが加わり、コロニーは順調に巨大化する。
2033年：2033年には20人以上が火星で居住する。
なんだか胡散臭い感じしますが、説明によると資金調達や宇宙船開発のメドはついているといいます。さらにオランダの理論物理学者であり1999年、電弱相互作用の量子構造の解明によりノーベル物理学賞をマルティヌス・フェルトマンと受賞したヘーラルト・トホーフト博士が全面的にバックアップしているといいます。
ノーベル物理学賞受賞者まで参加しているというこの火星移住計画。ひょっとすると本当に実現してしまうかもしれませんね。
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